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楽天の年収は平均約820万円|有価証券報告書の確定値・推移・手取り目安を解説

楽天グループの年収は、第28期(2024年12月期)の有価証券報告書で提出会社単体の平均約820万円と開示されています。国税庁の民間給与実態統計調査(平均487万円)との比較、平均年収の推移、給与制度、新卒初任給、手取りの目安までを公的資料ベースで整理します。

キーワード: 楽天 年収

楽天の年収は平均約820万円|有価証券報告書の確定値

楽天グループ株式会社の年収は、第28期(2024年12月期)の有価証券報告書によると、提出会社単体の平均年間給与が8,208,366円(約820万円)と開示されています。この金額は賞与と基準外賃金を含む平均値で、平均年齢35.3歳・平均勤続年数5.8年という若めの組織構成のもとでの数字です(出典:remedy-tokyo.co.jp)。

注意したいのは、これが「提出会社単体」の数値であり、連結子会社を含むグループ全体の平均ではないという点です。楽天グループはEC、フィンテック、モバイルなど多数の事業を抱え、従業員数は単体9,885名・連結29,334名(2024年12月31日現在)と規模が大きいため、職種や所属会社によって実際の年収には幅があります。あくまで「平均の目安」として受け止めてください。

手取り目安">平均年収の推移|2018年の720万円から約820万円へ

平均年収は緩やかな右肩上がりが続いています。2018年12月期の720万円から、2021年12月期に774万円、2024年12月期(第28期)には約820万円へと上昇しました。

決算期平均年収(単体)平均年齢平均勤続年数
2018年12月期720万円34.4歳4.7年
2019年12月期755万円34.4歳4.6年
2020年12月期745万円34.2歳4.5年
2021年12月期774万円34.3歳4.7年
2022年12月期797万円34.4歳4.7年
2023年12月期794万円34.4歳5.1年
2024年12月期(第28期)約820万円35.3歳5.8年

出所:2024年12月期は楽天グループ株式会社 第28期有価証券報告書の原本値。2018〜2023年は有価証券報告書を集計した補助参照値です(出典:remedy-tokyo.co.jp)。

楽天の年収は世間の平均より高い?国税庁統計と比較

国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)です。正社員(正職員)に限ると559万円、正社員(正職員)以外は210万円となっています(出典:nta.go.jp)。

楽天の約820万円は、正社員平均の559万円と比べても1.4〜1.5倍程度の水準で、国内では高めの部類に入るといえます。ただしこれは提出会社単体の平均値であり、全社員が同額を得ているわけではありません。職種・グレード・勤続年数によって個人差が大きい点は、他の企業と同様です。

楽天の給与制度・賞与・昇給のしくみ

楽天グループはグレード制度を採用しており、職位をグレードで表す仕組みです。基本給や年収はおおむねグレードに連動し、定性的なコンピテンシー評価がグレードに、定量的なパフォーマンス評価が賞与に反映される枠組みだと説明されています。

  • 賞与:年2回(6月・12月)。会社業績と個人業績に基づいて支給
  • 昇給:年2回(1月・7月)。人事考課の結果をもとに見直し
  • 株式報酬:社員持株会、ストックオプション、退職金制度を整備

なお、グレードごとの具体的な年収レンジは公式には開示されていません。転職系メディアではさまざまな金額が流布していますが、出典が口コミや推定にとどまるものが多いため、本記事では断定しません。

楽天の新卒初任給|ビジネス職35万円・エンジニア職37万円〜

公式募集要項によると、新卒初任給はコースごとに次のとおり設定されています。いずれも40時間相当の固定時間外手当を含む金額で、超過分は別途支給されると明記されています。

コース区分初任給(月給)
ビジネス総合学部卒350,000円
ビジネス総合院卒360,000円
エンジニア能力別370,000円〜

出所:楽天グループ公式 新卒採用 募集要項(出典:remedy-tokyo.co.jp)。エンジニア職は個人の専門知識・経験・実力に応じて決まる能力別給与です。

楽天の手取りの目安と福利厚生

年収820万円の場合、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りは、概算で610万円前後(額面のおよそ7割半ば)が一つの目安です。ただし手取りは家族構成、住んでいる地域、社会保険の加入状況、各種控除の有無によって大きく変わるため、あくまで概算として扱ってください。より細かい金額は手取り早見で確認できます。

福利厚生も見逃せません。公式募集要項では、社員食堂(カフェテリア)の朝食・昼食・夕食が基本無料、通勤手当は月額上限50,000円、社員寮や社員持株会、ストックオプション、退職金制度が用意されているとされています。食費負担の軽減は実質的な手取りの底上げにつながる要素です。勤務制度は9:00〜17:30(実働7.5時間)で、コアタイム11:00〜15:00のフレックスタイム制が適用されます。

楽天の年収を調べるときの注意点

第29期(2025年12月期)の単体平均年収については、日経会社情報やIRBANKの集計で約850万円とされていますが、有価証券報告書原本での確認が取れていない補助参照値です。最新値を断定せず、確定値の開示を待つ姿勢が安全です。

また、役職別・グレード別の年収レンジは公式に非開示です。「リーダーで年収○○万円」といった情報は一次情報の裏づけがない限り参考程度にとどめ、実際の条件は選考が進んだ段階で提示されるオファーで確認するのが確実です。

企業の平均年収を横並びで見比べたい場合は年収指数を、他の企業の分析記事は記事一覧をあわせてご活用ください。

※本記事の金額は公開資料に基づく目安・概算です。個人差・地域差・控除差があることをご了承ください。

よくある質問

楽天の平均年収はいくらですか?

第28期(2024年12月期)の有価証券報告書によると、提出会社(楽天グループ株式会社単体)の平均年間給与は8,208,366円(約820万円)です。賞与と基準外賃金を含む平均値で、平均年齢35.3歳・平均勤続年数5.8年という条件のもとでの数字です。連結子会社を含むグループ全体の平均ではない点に注意してください。

楽天の新卒初任給はどのくらいですか?

公式募集要項によると、ビジネス総合コースは学部卒350,000円・院卒360,000円、エンジニアコースは能力別で370,000円〜とされています。いずれも40時間相当の固定時間外手当を含む金額で、超過分は別途支給されると明記されています。

楽天の年収は世間の平均より高いですか?

国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円、正社員(正職員)は559万円です。楽天の約820万円はこれらを上回る水準ですが、提出会社単体の平均値であり、職種・グレード・勤続年数による個人差が大きい点は他の企業と同じです。

楽天で年収820万円の場合、手取りはいくらになりますか?

所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りは、概算で610万円前後(額面のおよそ7割半ば)が一つの目安です。ただし家族構成、お住まいの地域、社会保険の加入状況、各種控除の有無で大きく変動するため、あくまで概算としてご活用ください。

楽天の役職別・グレード別の年収は公表されていますか?

役職別・グレード別の具体的な年収レンジは公式には開示されていません。有価証券報告書で確認できる確定値は提出会社単体の平均約820万円で、そこを基準に上位の職位ほど年収が上がる一般的な傾向があるという範囲にとどまります。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。