本文へスキップ
手取りナビ
メニュー

刑務官の給料はどれくらい?平均年収・手当・手取りの目安を解説

刑務官の給料は、行政職より12%程度高い公安職俸給表(一)で決まります。平均年収や採用時の俸給月額、各種手当、手取りの目安、退職金・生涯賃金まで、公的資料をもとに整理しました。民間平均給与との比較や地域手当による差の考え方も解説します。

キーワード: 刑務官 給料

刑務官の給料はどれくらい?年収は487万円|令和7年分 民間給与実態統計調査の男女・年齢別・手取り目安">平均年収の目安

刑務官は、刑務所や拘置所などで収容者の管理・指導にあたる国家公務員です。給料は一般職の職員の給与に関する法律に基づいて支給され、学歴や経験年数などを勘案して算定されます(法務省の募集要項)。

人事院の「国家公務員給与等の実態統計調査」をもとにした年収ガイドの掲載値では、2022年の刑務官の平均年収は約617万9,500円、平均年齢は41.4歳とされています。内訳は給料(月額)約32万400円、諸手当(月額)約5万9,000円、総支給月額約37万9,600円、ボーナス約162万4,100円という数字です。ただしこれは調査時点の平均値であり、階級・勤務地・経験年数によって個人差が大きい点には注意してください。

民間と比べるとどうでしょうか。国税庁が公表する民間給与実態統計調査では、令和7年分の平均給与は487万円(男性597万円・女性342万円)、正社員(正職員)559万円、正社員以外210万円です。刑務官の平均年収は、こうした民間平均を上回る水準にあるという見方が一般的です。

刑務官の給料は「公安職俸給表(一)」で決まる

刑務官に適用されるのは、一般の国家公務員に使われる行政職俸給表(一)ではなく、公安職俸給表(一)です。法務省の募集要項によると、公安職俸給表(一)は行政職俸給表(一)に比べて12%程度給与水準が高いとされています。受刑者と向き合う職務の特殊性や、夜勤・交代制勤務といった勤務形態が考慮されているためです。

給料の額は俸給表の「級」と「号俸」の組み合わせで決まり、昇任や勤続年数に応じて号俸が上がっていきます。そのため同じ刑務官でも、年齢や階級、役職によって給料は異なります。

採用時の俸給月額と初任給の目安

法務省の再採用(経験者)募集要項では、採用時の俸給月額は23万400円から33万9,100円の範囲で、学歴・経験年数等を勘案して算定されるとされています。これは再採用の場合のレンジであり、新規学卒者の初任給とは条件が異なる点に注意してください。

刑務官.comや年収ガイドでは、公安職俸給表(一)1級3号俸を適用した東京都特別区内勤務の初任給の例として20万5,440円(2019年)が紹介され、扶養手当や通勤手当、超過勤務手当などを含めると月20万〜25万円程度になるとされています。初任給は毎年の人事院勧告で変動するため、応募時は最新の募集要項で確認しましょう。

刑務官の給料に上乗せされる主な手当

刑務官の支給額を厚くしているのが、基本給に加えて支給される各種手当です。刑務官.comが整理する主な手当は次のとおりです。

手当概要
地域手当物価の高い都市部などの勤務者に支給。基本給+扶養手当に対して0〜20%程度
扶養手当配偶者や子などの扶養家族がいる場合に支給
住居手当民間の賃貸住宅に住む場合に支給(上限あり)。公務員宿舎の利用時は原則支給なし
通勤手当交通機関や自動車等での通勤に対して支給(上限あり)
期末・勤勉手当いわゆるボーナス。年2回(6月・12月)支給
超過勤務手当所定の勤務時間を超えて働いた場合の残業代
深夜勤務手当午後10時から翌朝午前5時までの勤務に対する手当
休日勤務手当祝日や年末年始などに勤務が割り振られた場合
武道手当柔道や剣道で一定の段位を有し、指導に従事する場合
拘置手当・特殊勤務手当職務の困難性や特殊性に応じて支給

夜勤の回数や配属先によって手当額は変わるため、同じ階級でも月々の支給額には数万円単位の差が出ることがあります。また地域手当は勤務地で大きく変わるため、額面が同じでも生活実感は異なります。

刑務官の手取りはどれくらい?額面との差

給料からは所得税・住民税・社会保険料などが差し引かれ、実際に受け取る手取り額は額面より少なくなります。控除額は扶養人数・住居状況・勤務地などで変わるため一概には言えませんが、年収600万円前後の場合、手取りは額面のおよそ7〜8割(おおむね450万〜480万円前後)になることが多いというのが一般的な目安です。

ボーナス(期末・勤勉手当)も社会保険料や税の対象になります。手取りの感覚をつかみたいときは、手取り早見や年収指数で年収別の目安を確認してみてください。

退職金と生涯賃金の目安

年収ガイドでは、60歳定年時の平均退職金は約2,108万5,000円(内閣官房「国家公務員退職手当の支給状況」より)、生涯賃金は年収合計約2億2,072万円に退職金を加えた約2億4,000万円程度と紹介されています。残業代などの手当を含めるとさらに増える可能性があるとされていますが、これらは過去データに基づく概算です。退職手当の制度は改正されることがあるため、最新の制度を確認してください。

まとめ:刑務官の給料は「手当込み」で考える

刑務官の給料は、12%程度水準の高い公安職俸給表(一)が適用され、地域手当や夜勤関連の手当、ボーナスが加わる点が特徴です。平均年収は600万円前後で推移しているというデータがありますが、階級・勤務地・経験年数による個人差が大きく、あくまで目安として捉える必要があります。関連する記事は記事一覧から確認できます。

よくある質問

刑務官の平均年収はいくらですか?

人事院の「国家公務員給与等の実態統計調査」をもとにした年収ガイドの掲載値では、2022年の平均年収は約617万9,500円(平均年齢41.4歳)とされています。ただし階級・勤務地・経験年数による個人差が大きく、あくまで目安の数字です。

刑務官の初任給はどれくらいですか?

法務省の再採用(経験者)募集要項では、採用時の俸給月額は23万400円から33万9,100円の範囲で学歴・経験年数等を勘案して算定されるとされています。新規学卒者の例としては、公安職俸給表(一)1級3号俸で東京都特別区内20万5,440円(2019年)という紹介があり、諸手当を含めると月20万〜25万円程度が目安とされています。最新の募集要項で確認してください。

刑務官のボーナスはどれくらいですか?

2022年のデータでは、ボーナス(期末・勤勉手当)は約162万4,100円とされています。年2回(6月・12月)支給され、支給月数は人事院勧告によって毎年変動します。地域手当などを含む月給がベースになるため、勤務地によって金額には差が出ます。

刑務官の手取りは額面の何割くらいですか?

所得税・住民税・社会保険料などが差し引かれるため、手取りは額面のおよそ7〜8割になることが多いというのが一般的な目安です。年収600万円前後であれば450万〜480万円前後が一つの目安になりますが、扶養人数や住居状況、勤務地によって控除額は変わるため個人差があります。

勤務地によって刑務官の給料は変わりますか?

地域手当は「基本給+扶養手当」に対して0〜20%程度の範囲で支給され、物価の高い都市部ほど支給率が高くなります。そのため額面の給料は勤務地で差が出ますが、都市部は家賃や物価も高いため、手取りの多さがそのまま生活のゆとりにつながるとは限りません。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。