保健師の年収は平均512万円|年代別・規模別の目安と手取りを解説
保健師の平均年収は2025年発表の賃金構造基本統計調査で5,212,400円。年代別・勤務先規模別の年収目安や看護師との違い、年収512万円時の手取りの考え方、年収を左右する要因までを公開統計をもとにわかりやすく整理します。
保健師の年収は平均512万円|最新統計の全体像
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2025年発表・2024年度分)によると、保健師の手取り目安">平均年収は5,212,400円、平均月給は351,100円、年間賞与は999,200円です。平均年齢38.7歳・平均勤続年数6.9年・月平均残業10時間・労働者数21,660人という条件での集計値で、年収は「きまって支給する現金給与額×12か月+年間賞与」で算出した目安です。
前年(2023年度)の4,510,500円からは約70万円の増加で、なかでも賞与が約24万円伸びています。処遇改善や人材確保の動きが影響していると考えられますが、あくまで平均値であり個人差が大きい点には注意してください。
| 発表年(年度) | 平均年収 | 平均月給 | 平均賞与 |
|---|---|---|---|
| 2025年(2024年度) | 5,212,400円 | 351,100円 | 999,200円 |
| 2024年(2023年度) | 4,510,500円 | 312,900円 | 755,700円 |
| 2023年(2022年度) | 4,812,800円 | 333,800円 | 807,200円 |
| 2022年(2021年度) | 4,806,500円 | 323,800円 | 920,900円 |
出典:はたらきナース(厚生労働省 賃金構造基本統計調査をもとにした集計)
国税庁「令和7年分 民間給与実態統計調査」では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円・女性342万円)、正社員559万円・正社員以外210万円です。保健師の平均年収はこの水準と比べても遜色ないか、やや高い水準といえます(出典:国税庁)。
年代別に見る保健師の年収
年代別の平均年収は50代が最も高く、20代は全体平均を下回る傾向です。経験や役職に応じて上がっていきますが、60代は役職定年や再雇用の影響で下がる例が一般的です。
- 20代:4,571,850円
- 30代:5,063,150円
- 40代:5,556,750円
- 50代:5,770,850円(50〜54歳がピーク)
- 60代:4,650,150円
昇給のペースや手当の付き方は勤務先の給与規程で異なるため、これらはあくまで目安として捉えてください。
勤務先の規模で変わる保健師の年収
同じ保健師でも、事業所の職員数によって年収や働き方に違いが見られます。
| 職員数 | 平均年収 | 平均月給 | 平均賞与 | 平均年齢 | 平均残業 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10〜99人 | 5,220,400円 | 368,100円 | 803,200円 | 47.7歳 | 9時間 |
| 100〜999人 | 4,625,400円 | 316,800円 | 823,800円 | 44.4歳 | 5時間 |
| 1,000人以上 | 5,461,600円 | 362,000円 | 1,117,600円 | 34.2歳 | 12時間 |
最も年収が高いのは1,000人以上の大規模事業所で、賞与も110万円を超えます。一方、100〜999人の中規模では平均を下回るものの残業が少なめという特徴があります。大規模自治体や病院は財源や手当が充実しやすい一方、業務量が増えやすい点も踏まえて比較するとよいでしょう。
看護師との年収の違い
2025年発表の統計では、保健師の平均年収5,212,400円に対し看護師は5,197,000円で、保健師がわずかに上回る結果です。ただし月給ベースでは看護師363,500円が保健師351,100円を上回り、保健師は賞与999,200円(看護師835,000円)で差を埋めている構図です。保健師は夜勤が少なく日勤中心の働き方が多いため、夜勤手当の有無が月収差に表れやすいといえます。
初任給は、令和4年賃金構造基本統計調査では20〜24歳の保健師で約21万円(諸手当を除く)とされ、看護師の約24.2万円より低めです。ただし勤続に伴って差は縮まり、逆転するケースも多いとされています。
保健師の手取りは年収の75〜79%が目安
年収5,212,400円の場合、社会保険料や所得税・住民税を差し引いた手取りは、独身・扶養なしといった条件でおよそ390万〜410万円前後(年収の約75〜79%)が目安とされます。実際の手取りは居住地の住民税、年齢、健康保険の種類、扶養の有無などで変わるため、あくまで概算です。自分に近い条件の金額は手取り早見で確認できます。
年収を左右する要因と地域差
保健師の年収は、雇用形態(行政保健師・産業保健師・学校保健師など)や自治体の給与規程、役職の有無で変わります。行政保健師は各自治体の条例・給与規程に基づくため、地域による差が生じやすい点が特徴です。保健師専門メディアのまとめでは地域差が最大で約340万円に達するとされていますが、これは集計方法に依存する参考値と考えてください。
年代別・規模別の数字を並べると、同じ「保健師」でも条件次第で年収が大きく動くことが分かります。職種全体の位置づけを比較したい場合は年収指数も参考になります。関連する職業別の記事は記事一覧から確認できます。
まとめ
保健師の平均年収は5,212,400円(2024年度・賃金構造基本統計調査)で、前年から大きく増加しました。年代別では50代、勤務先規模別では1,000人以上が最も高い水準です。手取りは年収の75〜79%程度が目安ですが、条件による差が大きいため、最新の統計と自分の勤務条件を照らし合わせて確認することをおすすめします。
よくある質問
保健師の平均年収はいくらですか?
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2025年発表・2024年度分)では、保健師の平均年収は5,212,400円、平均月給351,100円、年間賞与999,200円とされています。平均年齢38.7歳・平均勤続年数6.9年という条件での平均値で、個人差・地域差があります。
保健師と看護師ではどちらが年収が高いですか?
同じ2025年発表の統計では、保健師5,212,400円に対し看護師5,197,000円でほぼ同水準、保健師がわずかに上回ります。ただし月給は看護師のほうが高く、保健師は賞与で差を埋めている形です。夜勤の有無や勤務先によって実際の金額は変わります。
保健師の初任給の目安はどのくらいですか?
令和4年賃金構造基本統計調査では、20〜24歳の保健師の平均初任給は約21万円(諸手当を除く)とされ、看護師の約24.2万円より低めです。保健師は夜勤が少なく夜勤手当が付きにくいことが一因と考えられます。勤務先の種類によって初任給は異なります。
保健師の手取りはどのくらいになりますか?
年収500万円台の場合、社会保険料や所得税・住民税を差し引いた手取りは年収の約75〜79%、およそ390万〜410万円前後が目安とされます。居住地の住民税や扶養の有無、健康保険の種類で変動するため、あくまで概算として考えてください。
保健師の年収は勤務先の規模で変わりますか?
変わります。統計では職員数1,000人以上の事業所が平均5,461,600円と最も高く、100〜999人では4,625,400円と平均を下回る結果です。規模が大きいほど賞与や手当が充実しやすく、残業時間や年齢構成にも違いが見られます。
参考情報
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。