JAXAの年収はいくら?宇宙飛行士・職員の平均給与と手取りの目安
JAXAの年収を公表資料から整理。令和7年度の常勤職員の平均年間給与は約949万円です。宇宙飛行士個人の年収が非公表である理由や宇宙飛行士手当の仕組み、職種・年齢別の目安、民間平均との比較、手取りの考え方までわかりやすく解説します。
JAXAの年収はいくら?公表されている平均年間給与
JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)は、毎年「役職員の報酬・給与等について」を公表しています。令和7年度版によると、一般職員のうち常勤職員は1,465人、平均年齢は46.5歳、年間給与額の平均は949万4,000円です。内訳は所定内が667万1,000円、賞与が282万3,000円で、所定内には通勤手当等10万7,000円が含まれています。
ここで押さえておきたいのは、この「年間給与額」は時間外手当を除いた金額だという点です。残業代が加われば実際の支給額はさらに変わります。また、あくまで組織全体の平均であり、個人の年収は職種・職位・年齢・勤務地などによって大きく異なります。
職種・区分別にみるJAXAの年収
令和7年度の区分別の支給状況は次のとおりです(いずれも時間外手当を除く平均額)。
| 区分 | 人員 | 平均年齢 | 年間給与額の平均 |
|---|---|---|---|
| 事務・技術 | 423人 | 46.9歳 | 943万2,000円 |
| 研究職種 | 929人 | 45.5歳 | 938万5,000円 |
| その他教育職種 | 110人 | 53.1歳 | 1,058万7,000円 |
| その他医療職種(医師) | 3人 | 52.2歳 | 1,207万8,000円 |
| 在外職員 | 13人 | 45.0歳 | 1,878万4,000円 |
研究職種や事務・技術は900万円台前半、在外職員は1,800万円台と、区分によって差があります。人員の少ない区分は平均値が偏りやすい点にも注意してください。なお、JAXAが公表する金額は年度ごとに見直されるため、最新年度の資料で確認するのが確実です。
宇宙飛行士の年収は公表されていない
JAXAの公表資料には「宇宙飛行士」という区分が設けられていません。そのため、宇宙飛行士個人の年収は公表されておらず、どの区分に集計されているかも明らかにされていません。「JAXAの手取り目安">平均年収」として示される金額と、宇宙飛行士個人の年収は別のものと考えてください。
宇宙飛行士はJAXAの職員として採用され、給与は「宇宙航空研究開発機構職員給与規程」に基づいて支給されます。JAXAは国立研究開発法人であり、国家公務員そのものではありませんが、給与制度は国家公務員の給与法等の改正に準拠して改定されており、令和7年度には3.3%引き上げられたとされています。
宇宙飛行士手当の仕組み
宇宙飛行士に固有の手当が「宇宙飛行士手当」です。職員給与規程第20条では、理事長が宇宙飛行士として認定した職員に対して支給すると定められています。支給の条件は採用そのものではなく、国内を中心とした候補者訓練を修了し、機構内で認定されることです。
月額の計算は、その職員が属する級の本給の幅で最も低い号給の本給月額に100分の75を乗じた額を基準とし、業務内容に応じて次の割合を掛けて決まります。
- 特定の搭乗業務に固有の訓練や搭乗等を行う業務:100分の100
- 宇宙飛行士として必要な知識・語学能力・環境適応能力の維持向上訓練を行う業務:100分の50
- 搭乗割当を予定せず、資格維持に必要な最低限の訓練を行う業務:100分の20
同じ宇宙飛行士でも、そのとき担っている業務によって手当の額が変わる仕組みです。ただし本給や賞与は別に支給されるため、手当の割合が下がっても給与全体が同じ比率で下がるわけではありません。手当の具体的な支給額は公表されていないため、年収を断定することはできません。
年齢別・職位別の年収の目安
JAXAが公表する研究職員の職位別年間給与(令和7年度)は、研究員(平均33.1歳)が656万円、本部主任研究員(同48.0歳)が913万円、本部課長(同52.6歳)が1,175万円、本部部長(同58.1歳)が1,315万円とされています。
また、民間の転職情報サイトが公表資料をもとに推計した年齢帯別の参考年収として、24〜27歳で約584万円、32〜35歳で約731万円、40〜43歳で約863万円、48〜51歳で約1,013万円といった数字が紹介されることもあります(doppo-tenshoku.com)。これらはあくまで推計値・目安であり、実際の年収は個人の経歴や職務内容によって変わります。
民間平均との比較と手取りの目安
国税庁の民間給与実態統計調査(nta.go.jp)(令和7年分)によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)、正社員は559万円、正社員以外は210万円です。JAXAの常勤職員の平均年間給与949万4,000円は、民間の平均と比べて高い水準といえます。
ただし、これは税や社会保険料を差し引く前の金額です。手取りは年収の7割前後が目安とされることが多く、年収949万円の場合も所得税・住民税・社会保険料などが引かれます。実際の手取りは家族構成や各種控除、お住まいの自治体によって変わるため、ご自身の条件で確認してください。手取り早見や年収指数も参考になります。
まとめ
JAXAの年収は、令和7年度の常勤職員平均で年間949万4,000円(時間外手当を除く)です。職種や職位による差が大きく、宇宙飛行士個人の年収は公表されていません。宇宙飛行士手当は属する級の最低号給の本給月額を基準に業務内容に応じて決まる仕組みで、具体的な支給額は非公表です。数字はいずれも平均値・目安であり、個人差が大きいことを踏まえて参考にしてください。関連する情報は記事一覧から確認できます。
よくある質問
JAXAの年収は平均でいくらですか?
令和7年度の公表資料では、一般職員のうち常勤職員1,465人の年間給与額の平均は949万4,000円です。ただし時間外手当を除いた金額で、年度や職種によって変動します。
宇宙飛行士の年収はいくらですか?
宇宙飛行士個人の年収は公表されていません。JAXAの公表資料に宇宙飛行士という区分がないためで、JAXA職員として職員給与規程に基づく給与に宇宙飛行士手当が加わる形になります。
宇宙飛行士手当はいくら支給されますか?
属する級の本給の幅で最も低い号給の本給月額に100分の75を乗じた額を基準とし、業務内容に応じて100分の100・100分の50・100分の20のいずれかを掛けて決まります。具体的な支給額は公表されていません。
JAXAの職員は公務員ですか?
JAXAは国立研究開発法人で、身分はJAXAの職員です。国家公務員そのものではありませんが、給与制度は国家公務員の給与法等の改正に準拠して改定されています。
JAXAの年収の手取りはどのくらいですか?
手取りは年収の7割前後が目安とされますが、所得税・住民税・社会保険料は家族構成や控除、自治体によって異なります。正確な金額はご自身の条件で計算してください。
参考情報
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。