厚生年金 受給額 早見表|年収1000万円の人の目安と計算の考え方
厚生年金の受給額を早見表で確認したい方向けに、年収1000万円の場合の概算を公的統計と計算式から整理します。日本年金機構の統計では厚生年金(第1号)受給者の平均年金月額は107,456円(令和6年度末現在)。受給額を左右するポイントや手取りの考え方もあわせて解説します。
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額面別・月の手取り目安
- 300万円 約 210,000円
- 400万円 約 270,000円
- 500万円 約 330,000円
- 600万円 約 390,000円
- 800万円 約 500,000円
- 1000万円 約 610,000円
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厚生年金 受給額 早見表を読む前に|年収1000万の手取りはいくら?税金・社会保険料の内訳と手取り率を解説">年収1000万円ならいくら?
先に結論を言うと、厚生年金の受給額は「年収」だけでは決まりません。受給額の中心になる報酬比例部分は、現役時代の報酬(標準報酬月額・標準賞与額)と加入月数によって計算されるため、同じ年収1000万円でも加入期間や働き方によって金額は変わります。
参考になる公的統計として、日本年金機構の主要統計(令和6年度末現在)には次のような数字が公表されています。
- 厚生年金保険(第1号)受給者全体の平均年金月額:107,456円
- 同じ統計の老齢給付の平均年金月額:151,142円(基礎年金を含む)
- 国民年金受給者全体の平均年金月額:59,432円、老齢給付は58,360円
これらはあくまで受給者全体の平均であり、年収1000万円だった人の実額を示したものではありません。以下では仕組みに基づく概算の早見表を紹介します。
年収1000万円の厚生年金 受給額 早見表(概算)
2003年(平成15年)4月以降の加入期間について、報酬比例部分は次の式で計算されます。
報酬比例部分(年額)= 平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数
年収1000万円の場合、標準報酬月額と標準賞与額には制度上の上限があるため、賞与を含めた「平均標準報酬額」を月60万円と仮定して試算します。
| 加入期間 | 報酬比例部分(年額・目安) | 月額換算 | 基礎年金を加えた月額(目安) |
|---|---|---|---|
| 20年(240月) | 約79万円 | 約6.6万円 | 約13.5万円 |
| 30年(360月) | 約118万円 | 約9.9万円 | 約16.8万円 |
| 40年(480月) | 約158万円 | 約13.2万円 | 約20.1万円 |
※基礎年金は40年納付・満額で月6.9万円程度と仮定した場合の参考値です。基礎年金の満額は年度ごとに見直されるため、あくまで目安としてご覧ください。
早見表の数字が「概算」になる理由
早見表を実際の受給額とイコールで考えないよう、次の点に注意してください。
- 報酬には上限がある:標準報酬月額・標準賞与額には制度上の上限があり、年収がいくら高くても保険料と年金額の計算に反映される金額は頭打ちになります。
- 加入期間で大きく変わる:20年と40年では報酬比例部分がおよそ2倍違います。
- 2003年3月以前は計算式が異なる:それ以前の期間は1000分の7.125(再評価後)で計算され、加入時期によって単価が変わります。
- 繰上げ・繰下げの影響:繰上げは1か月あたり0.4%減、繰下げは1か月あたり0.7%増(いずれも生涯の増減)となります。
- 在職老齢年金:老後も働いて一定の賃金を得る場合、年金の一部または全部が支給停止になることがあります。
- 未納・免除期間:国民年金期間に未納や免除があると、基礎年金部分が満額になりません。
年収1000万円の現役世代が確認したい手取りと家計の視点
国税庁の民間給与実態統計調査(nta.go.jp)によると、令和7年分の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円、正社員559万円、正社員以外210万円)です。年収1000万円は平均の2倍を超える水準で、社会保険料や所得税・住民税の負担も大きくなります。
現役時代の手取りは、額面の年収から税金と社会保険料を差し引いた金額であり、年収が高いほど手取りの伸びは緩やかになるのが一般的です。ご自身の手取り額の目安は手取り早見で確認できます。また、年収帯ごとの位置づけは年収指数、関連する解説は記事一覧もあわせてご活用ください。
なお、年金は老後の収入の一部にすぎません。公的年金の受給額はあくまで目安として捉え、就労期間や支出も含めた家計全体で考えることが大切です。
まとめ|早見表は「加入期間」と「報酬」に注目
厚生年金の受給額は、平均標準報酬額と加入月数でおおむね決まります。年収1000万円であれば報酬側は上限に近い水準になりますが、受給額を大きく左右するのは加入期間です。40年加入・基礎年金満額を仮定した場合、月20万円前後が一つの目安になります。
ただし、実際の受給額は繰下げや在職老齢年金、免除・未納期間などで変動します。ねんきん定期便やねんきんネットでご自身の見込み額を確認し、この早見表はあくまで概算として参考にしてください。
よくある質問
年収1000万円だと厚生年金は月いくらもらえますか?
報酬比例部分は「平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数」で計算されます。平均標準報酬額を月60万円と仮定した場合、40年(480月)加入で月約13.2万円、基礎年金(満額・月6.9万円程度と仮定)を加えると月約20.1万円が目安です。実際の額は加入期間や繰下げの有無で変わります。
厚生年金の平均受給額はいくらですか?
日本年金機構の主要統計(令和6年度末現在)によると、厚生年金保険(第1号)受給者全体の平均年金月額は107,456円、老齢給付の平均年金月額は151,142円(基礎年金を含む)です。これらは全体平均であり、個人の受給額を示すものではありません。
年収が高いほど厚生年金は多くもらえますか?
報酬比例部分は現役時代の報酬に比例するため、年収が高いほど年金額も増える方向に働きます。ただし標準報酬月額・標準賞与額には制度上の上限があるため、年収がある水準を超えると年金額の伸びは頭打ちになります。
繰下げ受給すると受給額はどうなりますか?
繰下げ受給を選ぶと、1か月あたり0.7%ずつ生涯にわたって年金額が増えます。反対に繰上げでは1か月あたり0.4%減ります。受給開始時期は家計や健康状態によって判断が変わるため、一般的な制度の仕組みとして理解しておきましょう。
年金の手取りは額面からどのくらい引かれますか?
公的年金からは国民健康保険料(または後期高齢者医療保険料)や介護保険料、所得税・住民税が差し引かれることが一般的です。差し引かれる金額は住んでいる自治体や所得によって異なるため、手取り額は個別に確認することをおすすめします。
参考情報
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。