セキュリティエンジニアの年収はいくら?平均相場と手取りの目安を解説
セキュリティエンジニアの年収を公的統計と転職求人データから整理。年代別・経験別の目安、年収を左右する資格や専門領域、年収別の手取り概算までをわかりやすく解説します。
セキュリティエンジニアの年収は「どのデータを見るか」で大きく変わる
セキュリティエンジニアの年収は、参照する調査によって数百万円の差が出ます。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、セキュリティエンジニアを含む「セキュリティエキスパート」の手取り目安">平均年収は609.8万円、平均年齢42.2歳、就業者数は207,400人とされています。
一方、転職エージェントの求人データでは、Geeklyが平均611万円・中央値555万円、レバテックキャリアが平均511万円・中央値550万円、求人ボックスの集計では約496万円と公表しています。テックゴーが保有する求人データでは平均811.8万円と、さらに高い水準です。
この差は、在職者全体を対象にした労働統計か、求人票や転職決定時の提示年収を集計したものかの違いによるものです。いずれも「目安」として捉え、自分のスキルや地域、企業規模と照らし合わせてください。
年代別・経験年数別の年収目安
Geeklyの調査では、年代別の平均年収は20代466万円、30代650万円、40代781万円、50代以上843万円と、経験を積むほど上昇する傾向が示されています。近接職種を含む統計では、経験年数別に未経験454.9万円、1〜4年462.0万円、5〜9年518.8万円、10〜14年573.7万円、15年以上587.6万円という数字も見られます。ただしこれらはセキュリティエンジニア固有ではなく、近い職種を含む平均値です。
参考として、国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)、正社員559万円、正社員以外210万円となっています。セキュリティエンジニアはこれらを上回る傾向があるものの、個人差が大きい職種です。
年収を左右する4つの要因
- 保有資格:情報処理安全確保支援士(2026年4月時点で登録者約2.6万人)、CISSP、CISM、GIAC、CEHなど
- 専門領域:クラウドセキュリティ、ゼロトラスト、ペネトレーションテスト、インシデント対応など
- 所属企業:事業会社729万円、社内受託727万円、客先常駐579万円という集計例もある
- マネジメント経験:統括、方針策定、監査、メンバー育成などの役割
同じ年代でも年収に数百万円の差が出ることは珍しくありません。担当する業務の難易度や責任範囲、所属企業の給与制度によって変わる点に注意しましょう。
年収別・手取りの目安
手取りは所得税・住民税・社会保険料などで変わるため、あくまで概算です。年収500万円で手取り約380〜400万円、600万円で約450〜470万円、800万円で約590〜610万円といった水準が一般的な目安とされます。家族構成やお住まいの自治体、各種控除の有無で結果は変わります。詳しくは手取り早見を参照してください。
年収を上げるためのポイント
- 希少性の高い資格を取得する
- 需要が伸びている領域に強みを持つ
- 実績を数字で示す(インシデント対応件数、脆弱性診断の実施数など)
- 市場データを踏まえて年収交渉に臨む
まとめ
セキュリティエンジニアの年収は、調査により496万〜811万円程度と幅があります。統計の性質を理解したうえで、年収指数や記事一覧も参考にしながら、自分の市場価値を確認しましょう。
よくある質問
セキュリティエンジニアの平均年収はいくらですか?
参照するデータによって幅があります。厚生労働省のjob tagではセキュリティエキスパートの平均年収は609.8万円、転職エージェントの求人データではGeeklyが平均611万円、レバテックキャリアが平均511万円、求人ボックスの集計で約496万円、テックゴーでは811.8万円と公表されています。いずれも目安として捉えてください。
未経験からセキュリティエンジニアになると年収はどのくらいですか?
近接職種を含む統計では未経験の平均年収は454.9万円という数字があります。ただしセキュリティエンジニア固有の統計ではなく、経験や資格、所属企業によって大きく変わります。
セキュリティエンジニアで年収1,000万円は可能ですか?
求人データではセキュリティコンサルタントの平均年収が1,036.5万円という集計例があり、高度な専門性やマネジメント経験を備えると1,000万円以上も視野に入るとされています。ただし一部の層に限られるため、個人差が大きい点に注意してください。
年収500万円の手取りはどのくらいですか?
所得税・住民税・社会保険料などを差し引くと、手取りは概算で380〜400万円程度が目安とされます。家族構成や自治体、控除の有無で変動します。
参考情報
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本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。