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サラリーマンの生涯年収は平均いくら?公的統計から見る目安と差がつく要因

サラリーマンの生涯年収は、推計方法によって異なりますが、おおむね2億円台が目安です。国税庁の民間給与実態統計調査やJILPTの生涯賃金推計をもとに、学歴・性別・企業規模・業種による違い、額面と手取りの考え方をわかりやすく解説します。

キーワード: サラリーマン 生涯年収

サラリーマンの年収とは?平均はいくら?令和7年分の統計から男女・雇用形態別に試算">生涯年収は平均2億円台という目安

サラリーマン 生涯年収と聞くと「本当にそんなにもらえるの?」と感じるかもしれませんが、複数の統計を組み合わせた推計では、おおむね2億円台という結果が一般的です。転職サービスdodaが約60万人の年収データをもとに算出した生涯年収(2025年版)は、日本全体の平均で2億2,238万円とされています(brain-note.tokyo)。これは22〜65歳の43年間、正社員として働いた場合の累計で、退職金は含みません。月収に換算すると約43万円を43年間受け取り続けるイメージです。

ただし、これはあくまで「平均」であり、業種・職種・企業規模・雇用形態によって1億円台から3億円超まで幅があります。

公的統計から見た生涯賃金の目安

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の「ユースフル労働統計2025」では、「賃金構造基本統計調査」をもとに生涯賃金を推計しています(jil.go.jp)。学校卒業後すぐに就職し、60歳までフルタイムの正社員を続けた場合(退職金を含めない)の生涯賃金は、次のとおりです。

区分男性女性
高校卒約2億2,000万円約1億6,000万円
大学卒約2億6,000万円約2億1,000万円

さらに、60歳で退職金を受け取り、その後も平均的な引退年齢まで非正社員として働いた場合は、男性・大学卒で約3億4,000万円、女性・大学卒で約2億7,000万円に達するという推計もあります。企業規模別では男性大学卒で1,000人以上が約3億円、10〜99人が約2億1,000万円と、約9,000万円の差が生じています。

年収ベースの実態:平均給与は487万円

生涯年収の土台になるのが、毎年の年収です。国税庁の「令和7年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者(5,163万人)の平均給与は487万円でした(国税庁)。

  • 男性:597万円
  • 女性:342万円
  • 正社員(正職員):559万円
  • 正社員以外(パート・アルバイトなど):210万円

平均年齢は47.3歳、平均勤続年数は12.5年です。単純に487万円×43年を計算しても約2億円になりますが、実際には若い時期は年収が低く、50代でピークを迎えるため、統計に基づく推計値とはずれが出ます。自分の位置を確認したいときは年収指数も参考にしてください。

業種・年齢・勤続年数で生涯年収は大きく変わる

同じサラリーマンでも、生涯年収には大きな差があります。国税庁調査の業種別平均給与(令和7年分)を見ると、最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の854万円、次いで「金融業,保険業」の726万円。一方、最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の276万円でした。

年齢階層別では、男性は55〜59歳の734万円がピークで、60〜64歳では612万5,000円に下がります。女性は25〜29歳の382万7,000円が最も高く、その後は350万〜370万円台で推移するといった傾向が報告されています(LIMO)。

勤続年数別では、男性は勤続30〜34年の838万円、女性は同30〜34年の501万円が最も高い水準です。役職や専門性、企業規模によっても差が広がります。

生涯年収を手取りで考えるときの注意点

生涯年収は「額面」の累計です。実際に使えるお金は、所得税・住民税・社会保険料が差し引かれた手取りになります。一般的には額面のおよそ75〜85%が手取りの目安とされ、年収が上がるほど税率や社会保険料の負担も増えるため、手取りの伸びは緩やかになります。毎月の手取り感覚を確かめたい場合は手取り早見を活用してください。

なお、生涯年収には退職金・企業年金・副業収入は含まれないのが一般的です。iDeCoやNISAなどの制度を組み合わせることで、老後に向けた資産形成を補うこともできます。関連する記事は記事一覧から確認できます。

よくある質問

サラリーマンの生涯年収は平均いくらですか?

推計方法や調査によって異なりますが、dodaが約60万人のデータから算出した2025年版の生涯年収は日本全体の平均で2億2,238万円(22〜65歳・退職金含まず)とされています。JILPTの「ユースフル労働統計2025」でも、60歳まで正社員を続けた場合の生涯賃金は男性大学卒で約2億6,000万円、女性大学卒で約2億1,000万円と推計されており、おおむね2億円台が目安です。

生涯年収は手取りでいくらになりますか?

生涯年収は税金や社会保険料を引く前の額面の累計です。手取りは一般的に額面の75〜85%程度が目安とされ、年収が高いほど負担率も上がる傾向があります。正確な金額は控除や家族構成によって変わるため、あくまで概算として考えてください。

生涯年収が高い業種はどこですか?

国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査によると、業種別の平均給与が最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」の854万円、次いで「金融業,保険業」の726万円でした。最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の276万円で、業種による差は生涯年収にも大きく影響します。

転職すると生涯年収は下がりますか?

一概には言えません。転職によって年収が上がる場合もあれば、就業の中断によって下がる場合もあります。JILPTの推計でも転職を平均的に行う前提の類型が用いられており、重要なのは在職期間中の年収水準と就業の継続性です。

退職金は生涯年収に含まれますか?

dodaの生涯年収やJILPTの生涯賃金の基本的な推計では、退職金を含めない数字が示されることが多いです。ただし、退職金を含めて計算した推計も公表されており、条件によって数千万円単位で変わります。比較する際は、どの範囲を含む数字なのかを確認しましょう。

参考情報

関連ガイド

本記事の金額は公開統計や一般的な試算に基づく目安です。実際の手取りは社会保険・税法・扶養・居住地により異なります。重要な意思決定の前に、最新の公式情報や専門家の助言を確認してください。